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シヴァナンダ ヨガとは

● リシュケシュのディヴァイン・ライフ・ソサエティーを受け継いだ

シヴァナンダ・アシュラムのスワミ・チダーナンダ師


● アメリカに渡り、インテグラルヨーガを説いた、スワミ・サッチダナンダ師


● ビハール・スクール・オブ・ヨーガで有名なスワミ・サチャナンダ師


● そしてこのシヴァナンダ・ヨガ・ヴェーダンタ・センターの創始者、

1950年代に西洋にヨーガを伝えるために渡米したスワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ師


皆、それぞれの個性や理解に基づいてシヴァナンダ師の教えを現代に伝える先生たちです。

一般的にシヴァナンダ・ヨーガと呼ばれているのは、このスワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ師が

デザインした、ハタ・ヨーガ、アーサナ(ポーズ)やプラーナヤーマ(調気法)を中心とした

ヨーガのスタイルを指します。

ヨーガに触れたことのない人たちや、インドの文化にあまり詳しくない人たちでも、

いつでもどこでもできるようにとつくられました。

 

シヴァナンダ・ヨーガの基本にする考え方とは、沢山の知識や経験がなくても誰でも実践できるということ、幸せを外に求めず、ヨーガによって真の幸せを自分自身の内側に見つけましょうという考え方、世界の平和は、世界を作る一人ひとりが自分の内側に平和を見つけることから始まる

というものです。


そのために、ヨーガに基づいた生活を体験できる場として世界各地にアシュラムがあり、国内でもそれぞれのレベルや目的にあわせたヨーガのクラスやワークショップに参加できる拠点としてのセンターがあります。

 

 SWAMI SIVANANDA       (1887 - 1963)

世界中のシヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターを支えているのは、近代インドの精神的指導者であり偉大なヨーギーでもあったスワミ・シヴァナンダ師の精神性の強さだと言えるでしょう。スワミ・シヴァナンダ師は西洋医学の医師として人々を助けていましたが、やがて人を本当に救うのは心のケアではないか?とインドに戻り、ヨーガの叡智に出会います。
師は世界がヨーガを必要としていることを察し、伝統的なヨーガの知識を現代に伝えるために、英語でヨーガや瞑想に関する200冊以上にも及ぶ書物を著しました。
彼の人生は人類に対する奉仕の輝かしい一例です。
全ての人に奉仕し、全ての人を愛し、全ての人と親しみ、全ての生きものを愛するという理想を教え、かつ実践しました。
彼のメッセージは、次のようなシンプルな言葉の中に集約されています。

「仕えなさい、愛しなさい、与えなさい、浄化しなさい、瞑想しなさい、悟りなさい」
“Serve, Love, Give, Purify, Meditate, Realize”

 

SWAMI VISHNUDEVANANDA  
 (1927 - 1993)

平和を愛するインターナショナル・シヴァーナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターの創設者で、ハタ・ヨーガやラージャ・ヨガの権威として認められたスワミ・シヴァナンダ師の高弟です。

若いころは「ハタ・ヨーガの教授」としてヒマラヤのリシケシュのスワミ・シヴァナンダ師の創設した施設で主にハタ・ヨーガを教えていました。のちに1967年、彼は「人々が待っている」と

スワミ・シヴァナンダ師によって西洋にヨーガを伝えるためにアメリカに派遣されます。
彼はヨーガとそのライフスタイルをアメリカやヨーロッパにもたらした先駆者の一人として考えられています。
ヨーガに関する知識の集大成であるThe Complete Illustrated Book of Yoga(邦題:ヨーガ大全・絶版)と
Meditation and Mantras (邦題:瞑想とマントラ)の著者でもあります。
彼は4つのヨーガの道を毎日体験しながら系統的に学ぶことの出来る、ヨーガ講師養成コース(通称TTC)をデザインしました。TTCは毎年世界各地のアシュラムで行われ、26000人以上の卒業生を輩出しました。
教えのモットーは:
「健康は富である、心の平安は幸福である、ヨガはその道を示すものである」

 

 

ヨガの4つの道

          
シバナンダヨガの教えの根源は、ヨガの4つの道に基づいています。

Karma Yoga(カルマ・ヨガ) : 行動のヨガ、無私の奉仕の道

Bhakti Yoga(バクティ・ヨガ) : 献身、愛のヨガ

Raja Yoga(ラージャ・ヨガ) : 科学的自己統制、マインドをコントロールする(八支則)

Jnana Yoga(ニヤーニャ・ヨガ) : 知識のヨガ、哲学的アプローチ


カルマ・ヨガ:
自身の利益や報酬など見返りを期待せず、無私無欲に行動することによって魂を浄化します。
行動の結果に執着せずそれらを放棄したとき、その行動は利己的でなくなります。
また全てのものに神が宿ると見て、自らの行為は神への提供物であると捉えエゴを昇華します。

バクティ・ヨガ:
捧げる、帰依するという、私たちの本質的な純粋な愛のアプローチのヨガです。
それは神への愛のパワーに動機づけられていて、
イシュワラ(仏陀・キリストなど個人的な神)を愛の具体化と考えます。
祈り、崇拝、および儀式で、主に無条件の愛と献身を捧げチャンネルを開きます。

ラージャ・ヨガ:
マインド(感情)の波を制御し霊的なエナジーへ変換するため、
科学的、段階的にマインドをコントロールする道。
八支則(アシュタンガヨーガ)の教えに基づきます。
ヤマ(禁戒)・ニヤマ(勧戒)を遂行し、アーサナで身体を
プラナヤマで生命エネルギーをコントロールし、
たゆまぬ瞑想によって超越意識に到達します。

ニヤーニャ・ヨガ:
ヴェーダンタ哲学を基に、正しい探求(ビチャラ)と
絶えざる自己分析(ヴィヴェーカ:識別)を行います。
何が有限で真実ではないか、何が無限で真実なのかを識別できるよう学びます。
しかし知性には限界があり有限な事しか説明・理解できないため、
結局は知性自身も放棄されなければならず、唯一真実の経験だけが残ります。
つまりセルフリアライゼーション、真の自己との出会いです。


 

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